カラーコーン素材の説明
■カラーコーンの材質と選定について
弊社が販売しているカラーコーンの材質はポリエチレン、軟質ポリエチレン、EVA、軟質塩化ビニールの4種類です。ただし製造方法や添加物の有無、再生材料の割合などで、硬さや耐久性が違ってきますが、各社企業秘密の部分でもありますのでどれがどの程度なのか明らかではありません。
例えば一番の売れ筋の軽量カラーコーンですが、弊社では安全興業製と三甲製を販売しております。どちらも国内で生産しておりますので、ご安心ください。ただしコストを抑えるため、ギリギリの設計をしておりますので、かなり肉薄で耐久性は劣ります。
また同じ軟質ポリエチレンを使用している高耐久ソフトカラーコーン(トーグ安全工業製)とフレックスコーン(三甲製)を比較してみると後者の方がより柔らかく復元性も高く耐衝撃性で優れていますが、逆に耐候性では前者の方が勝っていると思います。
耐久性は劣るけど安くて軽くて持ち運びが楽な物を選ぶのか、価格は高くちょっと重いけど耐久性を重視して選ぶのかはお客様の判断次第です。それぞれの用途、使用環境(場所)、予算に合わせて選んでください。
参考までに一般的な分類として分けておきますので、購入される場合の判断材料にしてください。
ポリエチレン製
軽量カラーコーン、カラーコーン1kg、ミニコーン、軽量ミニコーン、Wコーン
軟質ポリエチレン製
高耐久ソフトカラーコーン、フレックスコーン、ミニミニコーン、EXソフトコーン、AZコーン
EVA
柔らかコーン
軟質塩ビ
ソフトコーン、TRコーン
■参考資料
① 高密度ポリエチレン HDPE 硬め
高密度ポリエチレンを常用する場合の耐熱温度は90~110℃で、このタイプは剛性に優れています。結晶性は低密度ポリエチレンとは逆に高くなります。比重は低密度のものに比べて若干重くなりますが、依然水よりは軽いです。低密度ポリエチレン同様に、電気絶縁性や耐酸性、耐アルカリ性などの耐薬品性が良好です。また低密度のものに比べると、耐熱性や剛性に優れた素材です。
② 低密度ポリエチレン LDPE(軟質ポリエチレン) 柔らかめ
低温脆性にも優れており、寒中でも脆性破壊を起こしにくく、零下20℃程度まで耐性があるとされます。機械的には強い部類です。
③ EVA樹脂 EVA 柔らかめ
「EVA」とは、Ethylence-Vinyl Acetate(エチレン-酢酸ビニル共重合樹脂)の略。ポリエチレンよりも柔らかく弾力があり、軽量・無公害の素材です。
④ 軟質塩化ビニール PVC 柔らかめ
塩化ビニールに可塑剤を添加し、柔らかくしたものです。